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2009.11.26
アニメーション
「The Tailor of Gloucester(グロースターの仕たて屋のおはなし)」
1992年、ピーターラビットは、アニメーションの映画となって登場しました。画面いっぱいに動きのあるピーターとベンジャミンの冒険は、瞬く間に人気となり、世界各地で放映され、日本でも時々TV放送されています。
クリスマスが近づくと読みたくなるおはなしのひとつに、『グロースターの仕たて屋』がありますが、アニメーションも人気です。冒頭のシーン、実写のビアトリクス・ポターを演じるニーブ・キューサックがハミングし、やがて玄関口に集まった子供たちの合唱が始まりますが、これは「On Christmas Night」というクリスマス・キャロルです。
このキャロルは、アイルランドの司教Luke Wedding(1588-1657)が作ったもので、伝え広められた際に地域で呼び名が変化し、「Sussex Carol(サセックス・キャロル)」とも呼ばれています。軽やかなリズムで大変人気のあるクリスマスの定番ソングです(下部に歌詞有)。
アニメーションの中盤、次から次へと楽しげな歌が聞こえてきますが、これらはナーサリー・ライム(『グロースターの仕たて屋』では、Old Christmas rhymesとしている)です。
まず最初に流れるナーサリー・ライムは、「Christmas Day in the morning」で、クリスマスの朝にパイを食べようという歌です。ネコがギーコ、ギーコとヴァイオリンをひいているのは、「Old King Cole」。ネコのシンプキンは、骨をあげようと思ったら戸棚がからっぽと、「Old Mother Hubbard(ハバートおばさん)」を歌います。
ネズミたちがワインの樽を開け大騒ぎしているのは、「A Frog He Would A Wooing Go(カエルのおでかけ)」。カエルがおでかけして、ハツカネズミのお嬢さんと結婚するおめでたい歌です。そして、ネズミの仕たて屋さんが歌っているのが、「Four-and-twenty tailors(20と4人の仕たて屋さん)」。24人の仕たて屋さんが、かたつむりに怖がり逃げ出す、そんなナンセンスな内容です。
『グロースターの仕たて屋』は、「クリスマス・イブと、クリスマスの朝までの間に、すべてのどうぶつは、口をきくことができる」という言い伝えを、子どもから大人まで誰もが口ずさんだことのあるナーサリー・ライムにより、その雰囲気を伝えています。
ナーサリー・ライム(Nursery Rhymes)とは: 英国に昔から伝承されているわらべうた(童謡)。一般的には、マザー・グースと呼ばれています。
「Sussex Carol」
On Christmas night all Christians sing To hear the news the angels bring.
On Christmas night all Christians sing To hear the news the angels bring.
News of great joy, news of great mirth, News of our merciful King's birth.
(クリスマスの夜、クリスチャンは歌う 天使がもたらすニュースを聞くために
クリスマスの夜、クリスチャンは歌う 天使がもたらすニュースを聞くために
そのニュースとはいったいなんなの? とても喜ばしいことなの?
なんと国王が誕生するという幸運な知らせなのよ)
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| 名作絵本のアニメーション 「ピーターラビットとなかまたち」 DVD-BOX Disc1 「ピーターラビットとベンジャミンバニーのおはなし」「グロースターの仕たて屋」「ティギーおばさんとジェレミー・フィッシャーどんのおはなし」2008年2月発売 角川エンタテイメント |
私家版「The Tailor of Gloucester」には、アニメーションに登場した酒樽のシーンがありましたが、出版の際にカットされました。 |
ラピータ
『ラピータの部屋』





