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特集

ゆったりハーブティータイム

ものがたりに描かれたハーブ

いたずらっこのピーターが、お母さんの言いつけを守らずに、マグレガーさんの畑に入って大変なことになる『ピーターラビットのおはなし』。畑のさやいんげんやレタス、はつか大根を、おいしそうにほおばるピーターですが、食べ過ぎたのか気持ちが悪くなり「パセリ」を探しにいきます。パセリは胃腸を整え、消化促進の効果もあるといわれる「ハーブ」。
ピーターラビットの絵本の中には、庭、菜園などに生え、薬用や食用として日常的に用いられたハーブが、さりげなく登場します。

ドタバタのあとのカミレツのお茶

さて、お腹いっぱいのピーターですが、ついにマグレガーさんに見つかってしまい大ピンチ。かつてピーターのお父さんは、マグレガーさんの奥さんに「パイ」にされてしまったのです。畑じゅうを駆けまわり、逃げる途中でひっくりかえしてしまった植木鉢の「ゼラニウム」も、優しい香りのハーブ。花はサラダに入れたり、デザートの飾りにします。

やっとの思いで、お母さんや妹たちと暮らす、森の家に戻ってきたピーター。ぐったり疲れたうえに、お腹の具合もよくありません。そんなピーターにお母さんが飲ませてくれたのが、「カミツレ」のお茶。カモミールといわれるハーブで、気持ちを落ち着かせたり、食べ過ぎ、腹痛によいといわれています。お母さんの愛情たっぷりのハーブティーで、くたくたになった体も心も、ほっと癒やされたことでしょう。

優雅にくゆらす、うさぎたばこ

ピーターのいとこ、ベンジャミン バニーは、元気いっぱいで大胆不敵。『ベンジャミン バニーのおはなし』では、おどおどするピーターとは対照的に、こわいもの知らずでマグレガーさんの畑を歩いていきます。しかし今度は苦手なねこに出会い、またまた窮地に。そんなベンジャミンとピーターを助けてくれたのは、ベンジャミンのお父さん、ベンジャミン バニー氏でした。ゆったりと「うさぎたばこ」をくゆらしながら登場しますが、この、うさぎたばことは「ラベンダー」のこと。すばらしい香りで、古くから愛されているハーブです。リラックス効果もあるので、ベンジャミン バニー氏の落ち着いた様子は、うさぎたばこのおかげ?
ピーターのお母さんは、この「うさぎたばこ」や「カミツレのせんじぐすり」を売って、暮らしをたてているんですね。

美味しい料理のための!?ハーブ

あひるのジマイマの卵は、代わりに“めんどり”が温めて、ヒナにかえしていました。そのことに大不満のジマイマは、こっそりと自分で卵を抱くために、家を出て森に向かいます。そこで出会ったキツネの紳士は、親切なことに卵を抱くための小屋を用意してくれますが・・・。
『あひるのジマイマのおはなし』には、緑広がる農場や美しい森がでてきます。森の中でスラッと背が高く、きれいな花を咲かせているのは「ジギタリス」。毒性が強くて家庭では使えないハーブですが、ひときわ目を引く鮮やかさです。

キツネの紳士に食事に誘われ、「セージ」や「タイム」「ミント」などを、家の畑で集めるジマイマ。英国の家庭では、庭に生えているハーブをつまんでお料理に使ったりするそうですが、それはまさに“あひるのまるやき”を作るときに使うハーブ。お人好しのジマイマに、どうか気づいて、と祈るばかりです。

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