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特集

ゆったりハーブティータイム

おいしいハーブティーはいかがですか

忙しい毎日のなか、ホッと一息、ハーブティーで少しゆっくりしませんか。
「ハーブ」はさまざまな効用をもつ薬草として、古くからヨーロッパで民間医療に用いられてきました。そんなハーブの恵みを、手軽にいただけるのがハーブティー。 しかし薬効成分があるとはいえ、ハーブは薬ではありません。香りや色を楽しみながら、ゆったりとした気分で、お茶を味わいましょう。

ハーブティーのご紹介

数多いハーブの中から、ビアトリクス・ポターがピーターラビットの絵本やスケッチに描いたもので、お茶として楽しめるものをいくつかご紹介します。

多くの種類がありますが、お茶に使うのは一般的に、ジャーマン・カモミールとローマン・カモミールです。「カモミール」という名前は「大地のりんご」という意味のギリシャ語が由来。その名のとおり、りんごのような甘い香りですが、ローマン種の方はやや苦みがあります。
食べ過ぎ、逆に食欲不振のときに飲むと、おなかの調子がすっきりします。ストレス・不安があるときや不眠症には、おやすみ前に飲むとリラックスして安眠効果が得られます。口あたりがよくおだやかに作用するため、お子様にもおすすめ。体を温める効果もあります。

* お茶の効能:健康作用、消化促進作用、鎮静作用、消炎作用、風邪・便秘を改善、
 婦人科系のバランス調整など
* お茶に使う部位:花
* 注意:妊娠中は多量摂取を避ける/キク科アレルギーの人は注意

すがすがしい爽やかな香りで「ハーブの女王」と呼ばれ、人気が高いものの一つです。味わいはシャープ。強い香りが苦手な方は、薄めにいれたり、他のお茶とブレンドしたり、はちみつを加えたりすると飲みやすいでしょう。
イライラするときや憂うつな気分のときに飲むと、緊張をほぐし、心を落ち着かせてくれます。安眠効果もあり。頭痛・生理痛をやわらげ、消化不良、ストレス性の高血圧にも有効です。

* お茶の効能:鎮静作用、神経痛・不眠症・高血圧・生理不順・頭痛の改善、防腐・抗菌・殺菌作用、
 疲労回復など
* お茶に使う部位:花
* 注意:妊娠中は多量摂取を避ける。

スーッとした爽快な香りと清涼感が人気。様々な品種がありますが、お茶に使われることが多いのはペパーミントとスペアミントです。
ペパーミントは、メントールの刺激的で爽やかな風味が特長。スペアミントはペパーミントよりは刺激が少なく、甘みがあって飲みやすいハーブです。
鎮静効果にすぐれ、イライラを沈めて気分をリフレッシュさせます。食べすぎ・飲みすぎによる胸やけを抑え、消化促進。胃痛、鼻づまりもやわらげる効果が期待できます。

* お茶の効能:消化促進、腹痛・胃痛の緩和、胸やけ・吐き気を抑える、殺菌作用、発汗作用、
 抗けいれん作用など
* お茶に使う部位:葉
* 注意:妊娠中・授乳中は多量摂取を避ける

ドッグローズやスイートブライアーなどのバラが、花をつけた後の果実。ビタミンCをレモンの約10倍含み、さらにビタミンA、B、D、E、Kも豊富に含むため「ビタミンの爆弾」とも呼ばれています。美白効果や、コラーゲンの生成、肌あれ改善に効き目があり、女性にうれしい美肌ハーブです。夏バテの回復や風邪、貧血の予防、生理痛、目の疲れの緩和にも。
実をまるごと使う場合はスプーンなどでつぶしてから熱湯を注ぎます。甘くフルーティーな香りとさわやかな酸味。5~10分くらい浸出させ、濃いめで飲んでも楽しめます。

* お茶の効能:利尿作用、疲労回復、便秘改善、美肌効果など
* お茶に使う部位:果実
* 注意:長期、過剰に飲み続けると下痢をする場合がある

ハーブティーを入れましょう

ハーブティーには、ドライハーブ(乾燥したもの)と、フレッシュハーブ(摘み立ての生のもの)のどちらも使用できます。入れ方はとても簡単。紅茶と同じようにティーポットに熱湯を注いで、しばらく蒸すだけです。また手軽なティーバッグタイプもあります。

【1】人数分のハーブをティーポットに入れる。

<ドライハーブの場合>

・実のような堅いハーブは、あらかじめスプーンの背でつぶしておくとよい。
・ティーカップ1杯分(約150~180CC)に対してティースプーン山盛り1杯が目安。

<フレッシュハーブの場合>

・ハーブは香りを立ちやすくするために、軽く洗って水気を切り小さくちぎっておく
・ティーカップ1杯分(約150~180CC)に対してティースプーン山盛り2~3杯程度、指で2~3つまみ程度が目安。

【2】熱湯を静かに注いでいく。

【3】ふたをして3~5分蒸らす。実などの堅いものは長めに蒸らす(5~10分)。

【4】茶こしを使ってティーをカップに注ぎ分ける。残さずに一度で注ぎきる。

ハーブ・ハーブティーについての注意点
・まずお茶にしてよいハーブかどうかを、よく確かめてください。また用いる部位を間違えないこと。毒性のある、食用ではないハーブもありますし、部位によっては毒が含まれている場合もあります。
・使用するハーブの効能と、使用制限などの注意点を必ずチェックしましょう。長時間の常用や1日に大量に飲むことは避けた方がよいものもあります。特に妊娠中、重い病気、持病があるなど、健康状態が気になる方、また小さなお子様は、使用する前に必ず医師にご相談ください。
・ハーブティーは薬ではなく健康のためのお茶です。その効果も人によってさまざまです。医師から処方された薬の代わりに使ったり、治療のために使うことは避けてください。
取材協力
ピーターラビット(R)フラワーズ/ピーターラビットの絵本シリーズにある“家族愛”と湖水地方の“美しい自然”を、”peace of mind”というコンセプトの下に、お花で表現したフラワーショップです。

〒107-0062 東京都港区南青山2-11-14 1F TEL 03-3796-1187
参考文献
「ハーブティー事典」佐々木薫 著(池田書店)
「ハーブティー」佐々木薫 監修(池田書店)
「からだに効く ハーブティー図鑑」板倉弘重 監修 (主婦の友社)
「ハーブの図鑑」荻尾エリ子 著(池田書店)
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